[水いぼとは]
伝染性軟属腫ウイルスの感染が原因で、小学校前5〜6歳をピークに小さな子供に多く見られる疾患です。
スイミングスクールのビート板で伝染するという説が有力です。
通常、数週間〜数ヶ月で自然に治癒することが多いため継続的に治療せず、自然放置する考えもありますが…。
[感染について]
人から人への直接的な接触や掻くことによって自分自身皮膚に感染させたり、タオルの共有などからうつることもありますが、最近の水泳ブームのためにスイミングスクールでうつることが多いようです。冬でも温水プールで泳げるため、1年中水いぼの感染がみられます。この水いぼに対する免疫は、1〜2年程度かかります。
★アトピー性皮膚炎や乾燥肌のお子さまがなりやすいので、スキンケアをしっかり行ってください。皮膚の乾燥やかゆみのために皮膚を掻いてしまうと、水いぼは広がります。乾燥による湿疹も平行して一緒に治療することをおすすめします。
★保育園、幼稚園、学校では水いぼがあると他人にうつす可能性があるためプールに入れないことになっている施設もあります。水いぼは一回では取りきれないことが多く、少なくとも2〜3回は通院が必要です。夏までに治しましょう。
[無痛で取る方法]
水いぼを一つずつピンセットで取っていくため、通常は痛みを伴います。そこで当院では診察の際にペンレステープをお渡しし、痛みなく水いぼを取ることをお勧めしています。
このテープは局所麻酔薬がついているため、皮膚の表面に麻酔が作用します。
(全身への影響はありません)
★水いぼ取りが困難なお子様の場合(泣き叫び、激しく抵抗するなど)はフルーツ酸でできたクリームを塗布し、5分間放置します。その後濡れタオルでしっかりふき取り1週間経過させ、自然に水いぼが脱落するのを待ちます。このクリームは部分的に皮膚の表皮を薄くさせますが、体には特に影響ありません。それと同時に、ヨクイニン(ハトムギ)という漢方薬(抗ウィルス作用あり)を内服していただくと効果的なことがよくあります。
[ペンレステープの貼り方]
ハサミで水いぼの大きさに合わせて四角く切り、水いぼ一つ一つに貼ってください。(大きく何個かをまとめ貼りするのはおやめください。)処置を行う2時間から3時間前に貼り、当院受付にてテープを貼った時間をお伝え
ください。
汗をかくとテープがはがれ、麻酔効果が薄れますので処置するまでは、なるだけ静かに過ごすようお願いします。
ペンレステープの上から紙テープなどを貼ってもらうとはがれにくくなり処置がスムーズに行えます。
★かなり多くの水いぼがある方は、一度にすべての水いぼを取りきることは困難なため、貼る箇所は、なるべく20個程度までとして下さい。
[入浴について]
水いぼ処置をした当日はお風呂に入るのはやめていただき、シャワーを浴びる程度にしてください。 |